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2019/06/12 15:28

秀峰窯は、京都市東山区の日吉地区にある、京焼・清水焼の窯元

現在は三代目の 武内真司さん が当主をなさっています


秀峰窯の魅力は、何といっても『交趾いっちん技法』と呼ばれる超絶技法

古くから茶の湯の世界で珍重され、その繊細な文様表現はたくさんの人を魅了してきました

私もその一人(*^_^*)

小さい頃から京焼・清水焼に囲まれて育った私にとって秀峰窯は、キレイな色・繊細なデザインが目を惹き、見ているだけで幸せな気持ちになる、特に大好きな窯元です♪


スポイト型の筒から泥を絞り出して文様を描く『いっちん技法』を、武内真司さんが見せてくださいました


細い盛り上がった線を下書きなしでスラスラ描かれる様子に目がテンに…((+_+))
マジで、熟練の職人技ですよね



このカップはその後、こんな白いものが塗られます


これはロウ抜き(ろうぬき)と呼ばれ、簡単に言えば撥水剤で、マスキングのような役割を果たすもの  

この状態で全体に釉薬をかけ、剥がしたら次は交趾の絵の具を塗る…と言う、とても手の凝った技術です



秀峰窯の釉薬はこれ

代々続く秘法の釉薬!? 沈殿しているのを混ぜ混ぜして見せてくださいました



完成したカップはこちら


このフリーカップを作るためには、泥漿(※)の濃さ、水分量、気候、温度、湿度などによって、様々な技術が必要です ※泥漿(でいしょう)=粘土を水で熔いたもので、いっちんを描くときの材料

乾燥する間も目が離せませんし、いっちんにヒビが入ったらそれまでです 焼成時にも、収縮によってヒビが入ります  釉薬の相性もあり、それはそれはとても難しい技術なんだそうです



忘れちゃいけないのが一閑人(いっかんじん)

秀峰窯の器には、一閑人がよく使われています

閑人(ヒマな人)がぼんやり井戸をのぞく姿に似ていることからその名がついたそうで、茶道具に用いられた遊び心あるデザインが始まりです 

茶道具の火消しや蓋置に施されていて、井看人とか、井戸覗きと呼ぶお茶人さんもいはるそうです


お尻がプリプリしていて可愛い~(*^_^*)


京焼・清水焼の素晴らしい伝統を継承しつつ、可愛い魅力もある秀峰窯  

ご自分用の大切なカップとして、お友達へのプレゼントやお祝いに、いかがですか?

秀峰窯はこちらからお求めいただけます⇒★こちら


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秀峰窯-三代秀峰 (武内真司)
1958年 京都に生まれる。
1983年 大阪工業大学電子工学科卒業。
1984年 京都府立陶工職業訓練校成形科修了。
1985年~1986年 京都市工業試験場陶磁器研修コースにて釉薬について学ぶ。
1993年 ギャラリー壺空・陶芸楽美にてそれぞれ二人展。
1999年より3年間、穴窯による作品を手がける。
2006年 京焼清水焼展 NHK京都放送局局長賞受賞。


11,000円(税込)以上お買い上げで 送料無料 ※一部地域を除く

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